ん?
ああ のんでますよ?
今まさに。
ここは日常をだらだらと書くところなので、内容はいつも似たり寄ったりになります。
そうですよ。
なにを期待してるんですか?
そんなに毎日毎日イベントが起こるわけないじゃないですか。
いつもどおりお酒に捧げる毎日です。人生を。そして今日という一日を。
その日一杯目のビールのために一日をがんばる。
がんばればがんばっただけのものを返してくれます。
ビールというものは。
はいそういうものです。
裏切りません。
うん?
そうですね。
人は裏切ります。噓をつきます。騙します。
あたりまえです。
それが人間です。
おれもあなたも嘘だらけの、嘘をついて、嘘のおかげで生かされているんです。
人間にとって一番大事なものは嘘です。
一日何回嘘をつきますか?
ま さすがに数えるほどおれもあなたもヒマじゃないですよね。
いい嘘、悪い嘘、保身の嘘、懐柔させるための嘘、自分への嘘。
まあ大きくくくるとこんなもんですか。
この中で一番ださくて、かっこわるくて、でもつかなきゃいけなくて、でもつきたくなくて、でもつかなきゃいけないのは、やっぱ自分への嘘ですよね。
ん?
ちがう?
ちがうの?
嘘なんかついてない?
毎日真正直に行きてるとな?
そうですか。さぞまわりから嫌われてることでしょう。
いやおれだって嘘ばっかついて毎日を送っているわけじゃないのよ?
あなたのまわりにいい奴っているでしょ?
すげえいい奴。
いい人とかいい奴。
弱点ねえなーこいつって奴。
そいつがあなたのまわりで一番ヤバい奴です。
なんかこんなこと急に言っちゃったけど、ただの勢いです。酒の。
べつになんかあったわけじゃないのよ。
ただ正直になればなるほど嫌われるよなーってふと思ったもんで。
ああ、そうか、なんだ!
おれがダメなだけか。たしかにな。
納得!
ほらね。
これぜーんぶ嘘だから。
人間の脳は嘘をつくために、能力の9割を使っている。
嘘をまったくつかない人間は、嫌われるか、変人扱いか、キチガイ扱いか、障害者扱いされます。
そういう人にわたしはなりたい。
なれないから、
なりたい。
まじで、病んでるわけじゃないから心配しないで。
付き合い方考えたりしないで!
さてもう一杯。